専門家が”いぬとねこ”について解説してみた

犬と猫の病気についてわかりやすく解説します

【犬の椎間板ヘルニア】急に抱っこをしたときに痛がった。うずくまっていて動かない。といったことはありませんか?

 ワンちゃんを抱っこしたときに急に鳴いて痛がった。ジャンプしたり、走ったりしていた子が急にうずくまって動かなくなった。ということはありませんか?そんな時は椎間板ヘルニアの可能性があります。悪化した場合には四肢が麻痺して動かなくなったり、排便排尿が出来なくなります。

 

 椎間板ヘルニアとは

 椎間板ヘル二アはダックスフンド、ビーグル、シーズー、コーギーに発生が多く、

ダックス、コーギーでは胸腰部、ビーグル、シーズー、ポメラニアン、チワワでは頚部が好発部位になります。4~6歳で初めて起こることが多く、軽症の場合は痛みのみで麻痺などの症状はありませんが、悪化すると四肢が麻痺して全く動かなくなります。さらに悪化すると排尿や排便が出来なくなり、四肢の感覚も全くなくなってしまいます。

 

治療

  治療は保存療法と外科療法になります。症状が軽度な場合は保存療法が選択されます。保存療法は運動制限と痛み止めの薬が基本になります。運動制限は自由に動きまわれない程度のケージに入れて管理します。場合によってはコルセットの装着を行います。その間はもちろんお散歩は禁止です。

 外科療法は保存療法で反応がないときや麻痺が重度の時に必要になります。骨を削って、神経を圧迫している物質をとる手術になります。四肢感覚が全くなくなった場合は緊急の手術が必要になりますので、すぐに動物病院に行きましょう。

 

日常生活での注意点

  日常の管理ではジャンプや激しい運動を行わないよう注意し、段差をなくしたりフローリングにマットを引いたりと体に負担がかからない様な環境を作りましょう。体重管理の管理も重要です。また。足裏の毛が長かったり、爪が長いと滑って腰を痛めやすいのでしっかり足先のお手入れもしましょう。

まとめ

 椎間板ヘルニアはひどい場合は四肢が全く動かなくなり、手術が必要になる病気です。椎間板ヘルニアになりやすい犬種は、そうならない様に体重管理や周囲の環境の整備、足先のお手入れなど日頃の管理をしっかりしましょう。